皆さんは「気がきく人」になりたいと思った事はありますか?
私はおそらく「自己中心的」なタイプの人間な気がするため、「気がきく人」になりたいと思う事がよくあります。
また、周りの気がきく人を見ていると、
「なんでそんなに気がきく行動が出来るのだろう?」
と羨ましく思っていました。
今回はそんな「気がきく人」になるためのヒントが詰まった書籍に出合いましたので、その事についてご紹介したいと思います。
目次
書籍「1秒で気がきく人がうまくいく」
こちらの本はダイヤモンド社から出版されている本で、著者は「松澤萬紀」さんという方になります。
先日私のブログで紹介しました、ベストセラー「100%好かれる1%の習慣」と同じ著者になります。
書籍「100%好かれる1%の習慣」
松澤さんは「日本ホスピタリティー・マナー研究所」の代表をされていて、以前はCA(客室乗務員)で12年間勤務していた経歴もあります。
CAには幼少期から憧れていて、8度目の試験で念願のCAに合格したという、エピソードがある「努力家」といえる人だと感じました。
そんなCA時代の経験や感じた事をまとめて、「気がきく人」の習慣を紹介している本です。
今回の本との出会いは、TSUTAYAで平積みされている中で見つけて、前作がとても良かったので迷わず購入しました。
「気がきく人」の一秒の習慣とは?
この本の中では、1秒で「気がきく人」になるために必要な「38の習慣」を、次の五つの項目で紹介しています。
- 第一章 【気づかい】
- 第二章 【機会】
- 第三章 【習慣】
- 第四章 【言葉】
- 第五章 【行動】
こうして文章だけで見ていると、とても難しそうに感じますが
これほど分かりやすく、スッと頭にはいる内容は初めてでした
なぜわかりやすいと感じたかというと、前作でもそうでしたが、松澤さんの実体験を例にして紹介している内容が多く、
「自分だったらあの場面に当てはまるかな」
と感じる事が非常に多いです。
言うならば
「誰もが経験している日常の場面」
から考えられる内容と言って良いと思います。
今回も私が共感した内容について、いつくかご紹介したいと思います。
一流の人の共通点は、「悪口」を絶対に言わないこと
人は他人の行動に目が付き、色々と指摘したくなるものです
しかし、「悪口」という物は一時的にその場は盛り上がったとしても、言った人にとってプラスになることはほとんどありません。
この本の中では「東京スバル」の下川社長とのエピソードが書かれていて、社員から応援されている下川社長の理由が紹介されていました。
詳しい内容はぜひ書籍を読んで頂きたいのですが、下川社長の社員を思う気持ちに、私もそういう人間でありたいと感じました。
悪口やネガティブな言葉は、自分の脳にもネガティブなメッセージを伝えてしまう
書籍 「1秒で気がきく人がうまくいく」より抜粋
悪口やネガティブな言葉は、結局自分のところに跳ね返ってきてしまう。
逆に、前向きでポジティブな言葉を使う事で、自分だけでなく周りも巻き込むことが出来るのだと感じました。
できる事は限られていても、決して「ノー」で終わらせない
頼まれた事や聞かれた事に対して、自分が出来る事は限界があります
そんな時でも、決して「ノー」では終わらせない事が大切です。
松澤さんのCA時代の友人の方のエピソードが紹介されていました。
一人のお客様が「汗だく」のまま登場してきて、
「機内でハンカチは売っていますか?」
と聞かれたそうです。
あいにくハンカチの販売はしていません。
その時、友人のCAの方はどんな行動を取ったのでしょうか?
こうして文章で読んでいると、色々なアイディアが浮かんでくるかと思います。
しかし、ノータイムで進んでいく現場において、私であれば「ノー」だけで終わらせていたと思います。
気配りとはどんな状況であっても、「相手」を考えている習慣がとても大切なのではと感じるエピソードでした。
奇跡を起こすための行動
この本の中で、前作「100%好かれる1%の習慣」の販促の際のエピソードが紹介されています。
今ではベストセラーとなっている前作ですが、発売当初の松澤さんの勇気と行動にとても驚かされるエピソードが書かれていました。
本の中の松澤さんの言葉を紹介します。
「たとえ大きな勇気は持てなくても、小さな勇気なら持てるはず。
書籍 「1秒で気がきく人がうまくいく」より抜粋
1メートル前に進む事ができないのなら、1センチでもいいから前に進もう」
私はこの言葉を聞いた時に、ちょっとした勇気が奇跡を起こしていくのだと感じました。
多くの人は、何かを成し遂げるためには「大きな事」をしなければならないと思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際はほんのちょっとの勇気が奇跡を起こしていくというエピソードが紹介されています。
多くの人が自信を持てる内容だと感じました。
「1秒で気がきく人がうまくいく」まとめ
この本は著者である松澤さんの周りの人の優しさに溢れた内容で、多くのことを気付かせてくれます。
中でも私が一番響いた言葉が、松澤さんのお父さんが言った
「子どもはいいな。どんなときでも親の味方でいてくれるから」
書籍 「1秒で気がきく人がうまくいく」より抜粋
という言葉です。
私が親という立場である事なのかもしれませんが、「思いやり」や「気づかい」という中に、「信じる」事の重要性を感じたからです。
形だけでなく、「心」の部分でも考えされられた内容でした。
時に胸が熱くなる内容が入った一冊、出会えて本当に良かったと感じる本でした。
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書籍「100%好かれる1%の習慣」から学んだ気配りについて
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