室内に柱を作れるアイテム「ディアウォール」をご存じですか?
壁に穴を開けずに柱を作り、そこに棚などを作れる「ディアウォール」は、壁に穴を開けたくない賃貸物件などにも人気のDIYアイテムです。
今回はそんな「ディアウォール」を使って、子供部屋に収納のための棚を作成しました。
子供の成長によってレイアウトが変わりやすい「子供部屋」において、設置や撤去が簡単な「ディアウォール」はとてもオススメのアイテムです。
今回は「ディアウォール」の使い方や、実際に作った棚について解説します。
目次
「ディアウォール」とは
「ディアウォール」は岩井産業が販売している壁や天井に穴を開けずに柱を作れるアイテムです。
設置が簡単であり、賃貸でも使える事からDIYにおいてとても人気のアイテムです。
ディアウォールはネットやホームセンターに売っていて、「2×4材(ツーバイフォー)」という規格の木材を使用して柱をつくります。
ポイント
2×4(ツーバイフォー)材 ・・・ サイズが2インチ×4インチの木材
この2×4材もホームセンターに売っていて、数十円でカットもしてもらえる大変便利な木材です。
この2×4材を
注意ポイント
天井からマイナス45mm
の長さにして、両方の端にディアウォールをセットしてバネの力で突っ張る仕組みになっています。
木材の長ささえ間違えなければ、ビックリするぐらい簡単に設置をすることができます。
では、実際の設置した写真を使って、ディアウォールの使い方を説明していきます。
「ディアウォール」で棚を作ろう
今回棚を設置するのは、オモチャが散乱してしまった「子供部屋」です。
この子供部屋の収納のため、ディアウォールで棚を作っていきます。
使用する材料
今回使用する木材はこちらです。
内容としましては
◇ツーバイフォー材(ホームセンターでカット済) ×2本
◇パイン集成材(ホームセンターで安売りしていた) ×2枚
◇ディアウォール × 2個
◇自在棚金具 一式
◇木材塗装用ペンキ
が今回の材料です。
木材はホームセンターで数十円でカットしてくれるので、DIY初心者の方はカットしてもらったほうが断然楽です。
棚となる「パイン集成材」はホームセンターでちょうど良さそうなサイズの物が売っていたので、それに合わせて棚の幅を調整する事としました。
棚の固定は後で高さを変更できるように「自在棚」と呼ばれる金具を使って設置します。
木材の角を丸くする
まず始めに木材の角を丸くしていきます。
これはやらなくても問題ありませんが、子供部屋という事もあり角でケガをしないようにと、先日電動工具のサンダーを購入したので使ってみました。
ちなみに「2×4材」も「パイン修正材」もトゲが出ているという事はなく、そのまま使っても問題はありません。
削るのも結構大変なのですが、今回は私のこだわりとして木材を削っていきました。
作業の際にはこうした「作業台」があると便利です。
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ネットで安価に購入でき、折り畳んで収納も出来るのでオススメです。
木材を塗装する
次に木材を塗装しましたが、これも必ずやらなけらばならない事ではなく、好みの問題になります。
子供部屋の壁が白なので、柱も白の方が圧迫感が無くなるため塗装をしました。
乾かす時間もあるので、塗装をすれば半日~1日ぐらいは掛かってしまいます。
ただ、塗装をすると安っぽさがなくなり、オシャレにもなるので私はオススメしています。
ちなみに「棚」の部分はナチュラルな木の色にするとアクセントになってオシャレなので、塗装はせずにクリアー色の「ニス」を塗りました。
ディアウォールをセットして、柱を立てていく
塗装が終わったら、ディアウォールで柱をセットしていきます。
2×4材の上下にディアウォールをセットして立てていくのですが、上の部分がバネで突っ張る形となります。
なので、先に上の部分の場所を決めたら、「グィッ」っと押しながら下の部分を動かしていくと設置は簡単に終わります。
ちょっと場所がズレてしまっても、いくらでもやり直しが出来るので本当に便利です。
自在棚を取り付けていく
柱の場所が決まったら、「自在棚」の金具を柱に固定していきます。
柱にネジで固定していくのですが、もう一本の柱と高さが合うように確認しながら取り付ける事が大切です。
自在棚の金具は2×4材に付けていくので、賃貸でも壁に穴を開けずに棚をDIY出来るという点ではとても良い商品だと思います。
自在棚の固定金具がセットできたら、「棚受け」を取り付けていきます。
棚受けを取り付けたら「パイン集成材」を置いて、パイン材と棚受けをネジで固定していきます。
ポイント
木材にネジを打つ前に、ドリルで下穴を空けておく
木材にネジを打つ前に「下穴」をあけておくと、ネジを打っていて木材を割れるのを防ぐことができます。
ちょっと手間になってしまいますが、ドリルなどで「下穴」をあけておくことをオススメします。
ディアウォールの棚が完成
完成した棚がこちらです
今回のポイントはおままごとの「キッチンセット」が下に入るように高さを調整しました。
(キッチンには移動がしやすいようにキャスターをDIYしてあります)
また、床に転がっていた「シルバニアファミリー」を棚の上にディスプレイしながら、そこで遊べるようにしました。
高い位置になるため立って遊ぶことになりますが、
2歳の子供が届かない高さ
になるため、細かいオモチャの誤飲リスクを減らすことができます。
シルバニアファミリーの棚の部分には、100円ショップで購入した「人工芝マット」を敷きました。
雰囲気が出たので、オススメです。
一番上の子供も届かない高さの棚にはあまり遊んでいないオモチャをとりあえず置きましたが、取り出し方などもう少し工夫が必要だと感じました。
今回の掛かった費用と時間はおおよそこのぐらいになります。
ポイント
◆金額 ・・・ 約5,000円程度(ペンキ代などを考慮)
◆時間 ・・・ 1日(設置だけで考えれば1時間程度)
ディアウォールの収納棚まとめ
今回子供部屋の収納棚をディアウォールで作成してみました。
穴を空けなくて済むのと、成長に合わせて棚を移動したりすることを考えると、ディアウォールはとても便利だと感じました。
また、DIY初心者でも簡単に設置できるのですが、DIYをしたという達成感は非常に感じられるため、楽しく作る事ができます。
ディアウォールの棚は沢山の方が作成しているので、色々と参考にしてみるとアイディアがひらめくと思います。
是非チャレンジしてみて下さい。
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