舗装されていない悪路も走れる自転車「ファットバイク」
太い4インチ前後のタイヤが迫力満点で、そんなファットバイクの魅力にハマっています。
私の住んでいる地域は「雪国」と呼ばれる冬には積雪となる地域になります。
自転車を選ぶ際のポイントとして「雪道を走れたらいいな」という思いがありました。
皆さんは自転車で雪道を走った経験はありますか?
私は一般的なママチャリで走った事はあるのですが、細いタイヤが滑って転倒しそうになり怖い思いをした経験があります。
今回はファットバイクで実際に雪道を走行してみて、本当に走れるのかを検証してみました。
自転車で雪道を走行したいと考えている方は是非参考にしてみて下さい。
目次
ファットバイクで雪道走行を検証
今回数年に一度の寒波が到来し、周りはすっかり雪景色となりました。
家の近所に
◇積雪15センチの空き地
◇圧雪された道路
◇凍結した道路
が揃いましたので、実際に走って検証をしてみました。
私のファットバイクは「BRONX」というメーカーのモデルで、電動アシストなどは付いていません。
|
タイヤは24インチのサイズで太さは4インチあり、ブレーキはディスクブレーキが搭載されています。
では、実際にそれぞれの条件で走行してみた結果をお伝えします。
路面条件① 積雪(15センチ)
まず始めに積雪が15センチ~20センチの空き地がありましたので、そちらを走行してみました。
パウダーランをイメージして思いっきり突っ込んでいきましたが
タイヤが埋まって進みませんでした…
積雪に入って行った瞬間に「ズブズブ…」とタイヤが埋まってしまいます。
必死で漕いでみようとしても、タイヤが重くて進みませんでした。
もしかしたらある程度の斜度がある下り坂だったら進むのかもしれませんが、平地は厳しいという事が判明しました。
ファットバイク自体の車両重量もあるので、押して進むのもかなり大変でした。
新雪の中を走行できるのを期待していたのでちょっと残念ですが、自動車でもスタックしそうな雪なので仕方ないかもしれません。
路面条件② 圧雪した道路
次に圧接した道路を走行してみました。
除雪車が通った後の圧接された路面でしたが
普通に走行ができました!
ちょっと滑りそうで怖い感じもありますが、タイヤがしっかり雪を掴んで走行する事ができます。
ブレーキも普通に効くので、ちょっとした移動なら全然可能です。
スピードを出しすぎると危険かもしれませんが、ゆっくり走るなら快適に乗れるのでとても驚きました。
タイヤのエアーによる衝撃吸収により、乗り心地も悪くなかったです。
路面条件③ 凍結した道路
次に雪が溶けて夜中凍結した日当たりの悪い道路があったので、そちらを走行してみました。
ゆっくり進んでいったのですが、
タイヤが滑ってしまい、かなり危険です
前後に滑るだけでなく、横に足払いされるように滑る事もあるので転倒リスクが高まります。
圧雪した道路と違ってタイヤがグリップする要素が無いため、滑りだしたらブレーキが効きません。
また、足を地面につけて止めようとしても靴が氷で滑ってしまうため、かなり危険を感じました。
ツルツルに凍った路面は走行が難しいので、避けるようにしましょう。
その他の雪道走行の注意点
ファットバイクで雪道を走行してみて気づいた点は
◇溶けた雪による泥はねで服が汚れる
◇すれ違う車などからの泥はねで服が汚れる
という点です。
自転車からの泥はねについては「泥除け」の装着である程度対策をする事が可能です。
ただ、雪が溶け始めた道路はすれ違う車からの泥はねも多い事に気付きました。
雪道でのファットバイクの際には、汚れても良い服装やナイロン製の服をオススメします。
ファットバイク雪道走行 まとめ
今回ファットバイクで実際に雪道を走行してみた内容をお伝えしました。
悪路を走れる事が魅力のファットバイクですが、雪道に関しては
ポイント
積雪や凍結した路面では走行が難しい
という結果になりました。
ただ、圧雪した路面であれば普通に走行が可能ですので、ファットバイクで雪道走行を十分楽しむ事ができます。
また、スキー場で「ファットバイク走行イベント」を開催している事もありますので、そうした場で乗ってみるととても楽しいかもしれません。
ファットバイクは普通の自転車よりも走行できる場所が広がりますので、是非色々と試してみて下さい。
-
【太いタイヤがカッコ良い】ファットバイクの魅力とカスタマイズ
続きを見る
-
意外と簡単!!単管パイプでオシャレな自転車置き場をDIY③~雨対策・収納編~
続きを見る