今回は仕事を効率化する上で重要な「すぐやる」という行動のメリットについて考えてみたいと思います。
「すぐやる」習慣は仕事においてとても重要な行動なのですが、これを出来ている人というのは多くないのが現状です。
特に忙しい時などは
と後回しにしてしまう事はよくある話しです。
「仕事の重要度を考えて優先順位を付ける」という事は大前提であるのですが、実際は「すぐ終わる事ならさっさと片付ける」という事が仕事を早くするためのポイントになってきます。
今回はそんな「すぐやる」習慣のメリットとその方法について解説します。
目次
さっさと終わらせると頭のメモリーが空く
1時間もかからずに終わってしまう仕事であれば、さっさと片付けてしまう事はとても有効です。
先ほど「仕事の優先順位」という事に触れましたが、重要度で考えていくと
「それほど重要でもなくて時間もかからない業務」
を後回しにする事は多いかと思います。
しかし、後回しにするとTODOリストや頭の片隅に残しておかなければならず、少なからずエネルギーを使ってしまいます。
それであればさっさと片付けてしまって記憶から無くし、重要な仕事に集中できる環境を作る方法が効果的です。
たとえ重要度が高くない仕事だとしても、それが積み重なってしまうと
とプレッシャーになってしまい、仕事に対するモチベーションも低下してしまいます。
すぐ終わるならさっさとやって、さっさと忘れる。
というような勢いで、仕事をあまりためずにどんどん片付けてしまいましょう。
関わっている人が助かる
どんな仕事であれ、周りの人達が何かしら業務上関わっている事はよくあります。
「人から頼まれた仕事」もそうですし、「上司に承認を取る」といった仕事もそうです。
仕事というのは自分だけでなく、色々な人が関わってきているのです。
たまに「仕事が丁寧だけど期限ギリギリ」になってしまう人がいますが、これはとてもリスクが高い状況です。
人間はどれだけ注意しても「ヒューマンエラー」が起こってしまいます。
もし間違いがあった時でも他の人が気付き、修正ができるように時間に余裕を持つ事が大切です。
また、ミスや間違いは自分より他人が見た方が気付きやすいです。
チェックを見つける時間を前提に考えて、スピード感を持つ事は重要です。
そうした点から仕事を頼んだ側は「早くやってくれる人」をとても重宝します。
丁寧さも大切ですが、スピード感はとても評価されますので、新入社員の時期などは特に意識すると良いでしょう。
新人の頃はミスを起こさないようにと慎重になってやっている事が多く、ギリギリまで自己チェックをしたりしますが、ミスや間違いはやはり上司や先輩の方が見つける方が早いです。
時間を掛けすぎるよりもスピード感を持って早めに相談し、間違いを指摘されたら速やかに直していくほうが自分自身も学んでいけます。
周りの人の事も考えて、「すぐやる」を意識しましょう。
時間はあっという間に進んでいく
これまで短期的な目線で仕事について「すぐやる」を考えてきましたが、全体としてみると「時間」はどんどん進んでいて、あっという間に時代遅れという事がよくあります。
特に最近はAIやRPAといった技術が進んでいたり、これから5Gの時代に突入していく中で、おそらく仕事も大きく変わって行く事が予想されます。
今まで当たり前だと思ってやってきた事が、気付いたら「時代遅れ」になってしまう可能性が出てきます。
「スピード感」と「情報」という物は、これからの時代でとても重要になります。
例えば同じチームに
「仕事は早いけど仕上がりが8割ぐらいの人」
「仕事は丁寧だけど、期限ギリギリの人」
の2パターンの人がいたとした時に、あなたはどちらに仕事を頼みますか?
おそらく、仕事が早い人にお願いする人の方が多いと思います。
例え8割であったとしても、早く仕事を貰えていれば、そこから自分で修正する事も可能です。
そういった事から、知らず知らずのうちに「仕事が早い人」にどんどん頼んでいくようになっていきます。
逆に「仕事がギリギリの人」には重要な仕事を任せるにはリスクが高くなるため、自然と「当たり障りのない仕事」しか回ってこなくなってしまう可能性もあります。
自分の成長や仕事の幅を広げていくという点では、やはり「すぐやる」習慣が必要となっていき、信頼も得られていきます。
「丁寧な仕事」や「正確性」という点ではコンピューターの方がどうしても優っています。
それよりも「発想力」や「全体を管理する力」を付けていくことがこれからの時代で大切になっていきます。
すぐやる習慣のメリットまとめ
後半はこれから先の時代を見据えた考え方の話となりましたが、難しく考えずに「すぐやる」を習慣にしていく事が大切です。
「すぐやる」を繰り返していけば、自分の仕事がどんどん整理されて余裕をもって取り組めるようになります。
また、周りからの信頼も得る事ができ、新しい仕事へ挑戦する機会も増えていくことでしょう。
ちょっとした事ほど、「すぐやる」習慣を身に付けて、自分だけでなく周りも働きやすい環境を作ってあげる事も大切です。
これからの時代に必要となる「スピード感」
是非意識して取り組んでいきましょう。
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