インターネットの普及やテレワークの広がりから、都会より地方で暮らしたいという人が増えてきました。
地方といっても、地域によって様々な違いがあります。
「山」がある場所や、「海」が近い場所など色々とありますが、今回は
「田舎の温泉街に移住するメリットとデメリット」
について考えたいと思います。
実は私の住んでいる場所は「温泉のある田舎」になります。
他にも周りには山が沢山あり、一般的に自然豊かな場所と言われています。
数年前、子供の出産を機に生まれ育った田舎の温泉街に戻ってきました。
田舎と温泉に興味のある人は、是非参考にしてみて下さい。
目次
温泉のある田舎に住んで感じるメリット
では初めに、温泉のある田舎に住んでいて感じるメリットについてお伝えしていきます。
具体的には
ポイント
◇土地や家賃が安い
◇住民が入れる温泉がある
◇ご近所の方に親切にしてもらえる
といった点を感じています。
では具体的に解説していきます。
メリット① 田舎(地方)は土地や家賃が安い
まず初めのメリットですが、田舎暮らしの一番大きなメリットで言うと
「家賃や土地代などが都会に比べて圧倒的に安い」
という事ではないでしょうか。
都会で一戸建てを建てるとなると、土地のお金や建物のお金でかなり莫大な費用がかかってしまいます。
それに比べて田舎では土地が非常に安いので、建物の方にそのぶんお金をかける事ができたりします。
また、建物に関しても「空き家」などで優良な物件が非常に安く出ていることもあります。
そこをリノベーションするということでもかなり費用は抑えられるかもしれません。
家を建てるのではなく賃貸であっても、都心部と比べると家賃はかなり安くなっています。
住居にかかる費用を抑えたり、都会よりも広い物件が良いという場合には地方はとてもオススメです。
ちなみに私の住んでいるところは、「借地」という土地を借りる契約となっております。
田舎独特の風習なのか、土地を持っている財団法人から土地を借りるというシステムで、土地を借りて建物を建てています。
(私の住んでいる地区の方はほとんどが借地契約となっています)
借地なので土地が自分のものにはならないのですが、かなり広い土地をびっくりするぐらい安い金額で借りています。
これは人によって考え方は大きく違うかと思いますが、私の考えとしては
子供が将来今住んでいる家から出て別の場所で暮らしていく
という可能性も十分あると思うので、私自身はそこまで借地というところは気にしていません。
まずはお試しで賃貸からスタートして地域の様子を調べてみるという方法もオススメです。
メリット② 温泉のある田舎には「共同浴場」がある
次のメリットですが、私の住んでいるような「温泉街」というところには
「共同浴場」
というみんなが共同で使える温泉施設がある事が多いです。
私の場所では維持管理費として月に数千円ほど協力金を支払い、みんなが使える共同浴場(小さな銭湯みたいなイメージ)を利用する事ができます。
そうした共同浴場を使用することにより
ポイント
①お風呂を沸かすことに必要な水道光熱費がかからない
②お風呂掃除の手間が省ける
③毎日温泉に入れる
といったメリットがあります。
温泉が好きな人にとっては、毎日温泉に入れるなんて最高ではないでしょうか。
共同浴場のデメリットについてもお伝えすると、共同浴場には「シャワー」の設備が付いていない事が多いです。
あくまで公共の浴場として作られたので、シャワーまで設置してある事はあまりありません。
体や頭を洗うときは、洗面器などで浴槽のお湯を汲んで使います。
私の妻は
という事で、共同浴場は利用していません。
そして、お風呂のお湯は熱い事が多いです!!
私の利用できる共同浴場は43~45度ぐらいあるので、子供は熱くて入れません。
そんな事から、我が家は夜は家族で家のお風呂を沸かして入っています。
ちなみに私はお風呂が好きなので、朝起きたら共同浴場に行って体を温めてから仕事に行くという生活をしています。
熱い風呂は好きではないのですが、入っているうちに慣れてくるので不思議です(笑)
シャワーが無い事や温度が熱い事が大丈夫であれば、最高の環境だと思います。
もし見学をする際には、共同浴場も一度見学しておくことをオススメします。
メリット③ ご近所付き合いについて
田舎ではその場所によって差があるかと思いますが、ご近所の方から非常に良くしてもらえる事が多いです。
昔は「よそ者は嫌われる」ということが言われていたりして、そういう不安を考える方も多いかと思います。
しかし、今の時代の地方では若い方が来てくれると大変喜ばれる傾向が強くなっています。
最初の頃にしっかり挨拶をしたり、地域の活動に協力的に参加していれば親切にしてもらえるのではないでしょうか。
親しくなってくると「野菜」や「果物」など沢山いただくこともあります。
先日は
「リンゴいるかい?」
と言われたので、ありがたく頂きますと言ったところ
リンゴって、コンテナ2ケースですか?!
なんど、リンゴ箱いっぱいに詰まった物を2ケース頂きました(驚)
(おそらく100個ぐらいはあります)
夏は野菜も沢山いただくので、とても助かっています。
新しいコミュニティに入っていくことに特に問題なくできそうであれば、あまり心配なく生活もスタートできるのではないかと思います。
人の問題ですので、そうした住民の方の様子なども色々と見てみましょう。
田舎で暮らすデメリットについて
次に田舎で暮らすデメリットについて考えてみたいと思います。
実際に私がデメリットとして感じているのが
ポイント
◇お店や娯楽施設が近くに無い
◇家の近くに駅が無いと、飲んで電車で帰る事が出来ない
◇子供が少ないと、部活などの種類が限られる
という点を感じています。
田舎は都会と違ってお店も少なかったり娯楽施設も少なかったりすることは事実です。
ただ、今の時代はインターネットの発達により「Amazonプライム」や「Netflix」、「YouTube」などについては、
都会の人とほぼ変わらない生活
ではないかと思います。
もし都会に住んでいても家でこうした動画を見ているのであれば、娯楽についてはそれほど気にならないかもしれません。
また、買い物についても「楽天」や 「Amazon」 で購入をするならば数日後には自宅に届いています。
こうしたネットでの買い物が普通となり、近くにお店がなくて困るということは昔と比べると少なくなっています。
デメリットはもちろんありますが、考え方次第ではそれほど気にならない人も多いのではないでしょうか。
温泉のある田舎ぐらし まとめ
最近は地方や田舎が生活をする上で非常にコスパがいいということも注目をされてきております。
もし自然豊かなところでのんびりと子育てをしたいということであれば、検討してみるのは良いと思います。
最近は「ワーケーション」などといった、地方でリモートワークをする施設も増えてきています。
まずはそうした場所を試しに使って見て、地元の人達と触れ合ってみるのはおすすめです。
どこで暮らしていくかという事は、人それぞれの考え方で価値観は全然違うかと思います。
今回は「温泉のある田舎」について紹介しましたので、ご参考いただけたら幸いです。
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