タイヤ交換を自分でした事はありますか?
雪の降る地域に住んでいる方は、シーズン毎の「タイヤ交換」は必ずやらなければならない作業です。
という方も多いのではないでしょうか。
実際に私も毎シーズン自分でタイヤ交換をしています。
車に搭載されている工具でもタイヤ交換は可能なのですが、他に道具を用意するともっと簡単にできるんです!
今回は「インパクトドライバー」を使ったタイヤ交換の方法についてご紹介します。
インパクトドライバーの他にもタイヤ交換に便利な道具を紹介しますので、是非参考にしてみて下さい。
目次
タイヤ交換の便利アイテム 「インパクトドライバー」
今回紹介するタイヤ交換は「インパクトドライバー」を使用します。
インパクトドライバーはタイヤ交換の作業効率をUPさせるとても便利な道具です。
あると便利なアイテムですので、参考にしてみて下さい。
ちなみに私は、マキタの【MTD001DSX 】という14.4Vのタイプのインパクトを使用しています。
インパクトドライバーにも色々と種類があるのですが、タイヤ交換においては「作業を楽にする」という補助的なアイテムになります。
(ナットを閉めたり外したりという作業を効率化します)
インパクトドライバーは本来DIYなどで活躍するアイテムですので、DIYに挑戦したいと思っているなら持っていて損はないです。
では実際に作業の流れについて紹介します。
インパクトを持っていない方は、インパクトの部分をレンチに置き換えて下さい。
作業① まずはタイヤと道具を準備する
まず始めに「交換するタイヤ」と「道具」を準備します。
後で慌てないためにも、タイヤと道具は必要な物をはじめに用意しておきましょう。
私が使用する道具は
- 車を持ち上げる「ジャッキ」
- ナットを緩める「十字レンチ」
- 必要なトルクでナットを閉める「トルクレンチ」
- ナットの閉め外しで使う「インパクトドライバー」
- 交換したタイヤを洗う道具
実際の写真がこちら↓↓
タイヤ交換している最中に
と慌てないように、事前に準備をしておくことが重要です。
作業② 交換するタイヤの溝をチェック
タイヤを交換する前に、新たに付けるタイヤの溝を確認してみましょう。
ここで大切なのが
ポイント
タイヤは「前タイヤ」が早く減っていくので、溝の多いタイヤを前輪に持っていく
という事です。
なぜ前タイヤが早く減っていくのかという点ですが、
ポイント
①車はエンジンなど前方に重さがあるため、ブレーキ時などで前タイヤに負荷がかかる
②停車時にハンドル操作をする際に、前タイヤが動くため負荷がかかり減っていく
という理由があります。
なので、交換する前に4本のタイヤの溝を確認して、溝が比較的多いタイヤを前輪に持っていきましょう。
注意点としては、タイヤによっては「回転方向」が決まっている物がありますので、そういったマークがタイヤに表示されていないか確認は必要です。
また、交換した際にどこについていたのかをメモしておいて、履き替えの際にローテーションしていくというやり方もあります。
バランスよくタイヤが減っていくように、溝の残量に注意しましょう。
作業③ 最初にタイヤのナットを緩めておく
タイヤ交換でジャッキなどを使って車を持ち上げる際に行っておくことは
ナットをジャッキアップする前に少し緩めておく
という事です。
車を持ち上げてしまうと、ナットを緩めようとしてもタイヤが動いてしまい、上手く緩める事が出来ません。
タイヤが地面についている状態で「十字レンチ」を使って緩めておきます。
(インパクトでは外し過ぎる可能性もあるので、微調整の効く十字レンチがオススメです。)
錆などでナットが中々緩まないという事があるのですが、十字レンチであれば「足で踏む」というやり方が出来て力を伝えやすいです。
それでもナットが緩み憎いという場合には、
「一度締める方向にレンチを使って足で締めてみる」
というのが効果的という話をディーラーの人に聞きました。
(締める方向に一度ナットが動くことで、緩みやすくなる事があるようです)
また、持ち上げる前に緩めすぎてしまうと、持ち上げた際にタイヤがガタガタしてしまうので、あくまで少し緩める程度で十分です。
意外と忘れてしまって
と持ち上げた後に気付いてもう一度車を降ろすという事を私はたまにやってしまいます(汗)
ナットはタイヤが浮いている状態では緩めにくいので、事前に忘れずにやっておきましょう。
作業④ 油圧フロアジャッキで車を持ち上げる
ほとんどの車にパンク時の対応のために「ジャッキ」は積載されています。
しかし、備え付けのジャッキで持ち上げようとするとかなり大変です。
そんな時に「油圧フロアジャッキ」があれば、それほど疲れる事がなくスピーディーに車を持ち上げる事ができます。
これがあると無いとでは、作業効率が全然違います。
レバーを上下に「キコキコ」動かしていると簡単に上がりますし、下げる時もノブを回すだけで簡単に降ろす事が出来ます。
もう10年以上使っていますが、油圧も弱くなること無く使えていますので、数年使えばすぐに元が取れるアイテムです。
手順⑤インパクトドライバーでナットを外す
インパクトドライバーの先端を自分のタイヤのナットサイズに合ったソケットに交換します。
私はトヨタ車なので「21サイズ」のソケットに交換します。
(メーカーによってサイズが違うため、確認が必要です)
ちなみにこのソケットはホームセンターで数百円で購入しました。
インパクトドライバーはノブで「右回り」「左回り」の切り替えができますので、どちらに回るかしっかり確認をします。
ちなにみインパクトはレバーをゆっくり握ると回転もゆっくりになるので、あまり力強く「ギュっ」って握らないのがコツです。
インパクトドライバーを使うと
ナットが一瞬で簡単に外れます!!
「十字レンチ」をくるくる回して外すのに比べて、インパクトドライバーを使うと作業が一瞬で終わっていきます。
また、付け替えたタイヤのナットを締める際にも一気に締める事ができます。
ちなみにインパクトドライバーでのナット締めは、あくまでも仮締め程度です。
「ガガガッ」って音がするまで締めたとしても必要な締め付けが出来ていない事や、逆に締めすぎてねじ切ってしまう可能性もあります。
インパクトでナットを締めるさいにはある程度締めるぐらいにしておきましょう。
作業⑥ ジャッキを降ろしてトルクレンチでナットを締める
ジャッキを降ろして地面にタイヤが付いたら、トルクレンチでナットを締めていきます。
ちなみにこのトルクレンチはネットでもホームセンターでも購入する事ができます。
それまでは「十字レンチ」で自分の感覚で締めていたのですが、やっぱり必要なトルクで締めた方が良いと思いトルクレンチを購入しました。
持ちての部分を回すことで、どこまで閉めるかトルクを調整する事が出来ます。
使ってみての感想ですが、必要なトルクまで締めると「カチッ」と音がしてそれ以上は閉まらないので、ナットが緩かったというミスを防げて安心です
トルクレンチはタイヤ交換以外には使う場面は無さそうですが、まぁ買って良かったのかなと感じています。
ちなみにナットの締め方ですが、
ポイント
対角線にナットを締めていく
という事がポイントです。
ナットを時計回りに締め方ていくと締め付けが偏ってしまう事もあるため、締めたナットの対角線を締めていくようにしましょう。
(星を描くようなイメージです)
ナットを外す際にも対角線で外していくと負荷が少なく安心です。
作業⑦ タイヤの空気圧のチェック
タイヤを交換したら、ガソリンスタンド等で空気圧をチェックしましょう。
今はセルフのガソリンスタンドなどで空気圧を入れる機械を無料で使える事が多いので、そこへ持っていって空気圧をチェックします。
約半年タイヤをしまっておくだけでも、自然と空気圧は抜けていきます。
見た目は普通であっても、必ず空気圧はチェックしましょう。
また、空気を入れた際に「他のタイヤより明らかに空気が少ない時」はタイヤがパンクしている可能性があります。
タイヤに釘などが刺さっていると、破裂はしないのですが空気が少しずつ抜けている場合があります
釘が刺さっている程度であれば数千円でリペア修理が出来る可能性が高いので、早めにガソリンスタンドや整備工場で見てもらいましょう。
空気圧チェックは後回しにすると忘れてしまう事がありますので、覚えているうちに必ずやりましょう。
作業⑧ タイヤを洗ってしまおう
これは人それぞれで大きく違ってくると思います。
ちなみに私はタイヤを洗ってしまいたい派です(笑)
交換したタイヤをザっと水で流して、家庭用の中性洗剤を付けたブラシで軽くこすって洗っています。
半年後に履き替える時に綺麗なタイヤになっていると気持ちが良いのと、しまう際に服や倉庫があまり汚れなくて済む事から必ず洗うようにしています。
また、タイヤのゴム部分に保護スプレーをかけてツヤを出しています。
これはやらなくても問題ないのですが、オススメとして紹介しました。
インパクトドライバーを使ったタイヤ交換 まとめ
今回タイヤ交換で「インパクトドライバー」を使った方法を紹介しました。
インパクトドライバーはあくまで補助的なアイテムになるのですが、効率は圧倒的に上がります。
DIYなどもやってみたいという方は持っていて損はないアイテムなので、参考にしてみて下さい。
道具を一通り揃えて置けば、1台30分程度でタイヤ交換ができますので、自分の愛車を整備するという点からも、是非挑戦してみて下さい。
-
意外と簡単!!単管パイプでオシャレな自転車置き場をDIY~基礎・骨組み編~
続きを見る
-
電動工具「サンダー」は本当に便利!!ランダムサンダーでワンランク上のDIYに挑戦!
続きを見る