働き方

目標が達成できる「レベル分け目標術」のやり方とコツについて

「計画してもなかなか目標が達成できない…」


という経験は皆さんありませんか?

 

私自身、目標を設定しても途中で計画倒れしてしまう事がよくありました。

 

「一体どうすれば計画倒れせずに目標を達成できるのだろうか…」

 

そう考えて試行錯誤を繰り返していく中で、

 

目標をレベル分けして計画していく

 

という方法がとても効果的である事に気付きました。

 

多くの失敗パターンとして、「ゴール」という大きな山の頂上しか見ていないという原因があります。

 

そのはるか先のゴールではなく、もっと近いところに「小さなゴール」を作っていく

 

「レベル分け目標術」

 

を使うと、途中で計画倒れする事が減り本来の目標に近づいていきます。

 

今回は「レベル分け目標術」の内容について皆さんにお伝えしたいと思います。

 

目標は「長期?」「短期?」

皆さんは目指したい目標があるとき、それは「短期的」でしょうか?それとも「長期的」でしょうか?

 

一見長期的なゴール設定よりも、短期的なほうが集中して取り組めるため目標達成はしやすいかと思います。

 

しかし、短期的な目標は途中で集中が切れてしまったり、ちょっとした挫折で計画が倒れてしまいやすい傾向があります。

 

なので、私がオススメするのは「短期的」な目標を重ねて「長期的」な目標にするという方法です。

 

例えば私は以前、資格取得に挑戦している時期がありました。

 

関連ブログ「資格取得のための超効率勉強法」

 

この頃は半年ごとに新しい資格に挑戦していくというサイクルで資格勉強をやっていました。

 

資格取得のゴールは「合格」ですので、一見すると「短期的」な目標設定になります。

 

しかし、当時の私のゴールは「資格を何種類か取得し、社会人スキルを身に付ける」でしたので、3~4年ほどかけて何種類かの資格を取得していきました

「短期的」な目標を重ねて「長期的」なゴールを設計していた状態です。

 

なので、「合格」をしても次の資格取得に視点が切り替わっているので、集中が覚める事無く続ける事ができました。

 

短期的な目標でも積み重ねると長期的な目標になり、より遠くのゴールを目指すことができます。

 

最終ゴールへ向けてレベル分けする

ここからが今回の本題となります。

 

皆さんは、「車の自動運転は実現すると思いますか?」

 

こう聞かれると、色々な意見が出てくるかと思います。

 

では、自動運転について補足をしますと、実際の自動運転の計画は「レベル分け」されています

◇レベル0  全てをドライバーが操作

◇レベル1  ハンドル操作、加減速のどちらかをサポート

◇レベル2  ハンドル操作、加減速の両方をサポート

◇レベル3  特定の場所で自動運転。緊急時はドライバーが操作

◇レベル4  特定の場所でシステムが自動運転

◇レベル5  どの場所でもシステムが自動運転

こうして「レベル分け」を知った上で、先ほどの質問を考えてみると答えが違ってくるのではないでしょうか。

 

2020年には日本でもレベル3の車が市販化されてくるという話も出ています。

 

自動運転という大きな目標を見てしまうと遠い未来のような気がしますが、レベル分けをすると目標に向けて進んでいる気がしませんか?

 

この方法を活用したのが「レベル分け目標術」です。

 

目標を細かくレベル分けしてみよう

レベル分けすることによるメリットは

「集中力が切れにくい」

「何が上手くいっていないのか明確になる」

という点です。

 

長期的な目標を設定することは大きな成果を上げるために重要な事です。

 

しかし、人間長期的な目標であると遠い未来のように感じて集中力や意欲が低下していきます。

 

それを防ぐために「短期的な目標を達成していく」という方法は非常に効果的です。

 

また、短期目標にすることで「何が上手くいっていないのか」が自分も周りの人も明確に分かるようになり、軌道修正がしやすくなります。

 

例えば、「カフェをオープンして沢山の人に来てもらいたい」という目標があったとしたら、レベル分けするとなると

◇レベル1  カフェを巡ったりし、自分のイメージを明確にする

◇レベル2  カフェで働きながら、知識と資金を得る

◇レベル3  オープンしたい場所でお店を開く

◇レベル4  お店に人が沢山くるように工夫する

といったレベル分けが出来るのではないかと思います。

 

レベル分けすることで、どのレベルにどれぐらい時間が必要かが見えてきます。

 

「カフェをオープンしたい」という漠然とした目標では、何年かかるか分からない夢になります。

 

しかし、目標のレベル分けをすると「2年ぐらい働けば開業資金が作れるかな」といった目標達成の時間が見えてきます。

 

夢をただの妄想で終わらせないためにも、時間を含めて何が必要なのかを明確にできる「レベル分け」は重要です。

 

チーム共有がしやすい「レベル分け」

チームや組織において「レベル分け」はとても効果的です。

 

リーダーが達成したい目標を掲げたとしても、メンバーには上手く伝わっていない事がよくあります。

 

そこで、「レベル分け」した目標を掲げることで、周りのメンバーも最初に向かうべきゴールが見えてきます。

 

例えば、リーダーが「過去最高の学園祭をやろう」という目標を掲げても周りのメンバーのイメージはバラバラになってしまいます。

 

そんな時にレベル分けの目標を立てて

◇レベル1  過去の学園祭を振り返る

◇レベル2  他校の学園際を調べる

◇レベル3  今のトレンドとニーズを調べる

◇レベル4  スポンサーを探して資金を用意する

といった形に、何から達成していけば良いかを明確にすることにより、チームは目標に向かって動きやすくなります。

また、レベル分けをすることでその時々で必要な人員と予算も見えてくるので、「人はいるけど遊んでしまっている」という状況も回避することが出来ます。

 

5W1Hでの行動もしやすくなるため、莫大な目標よりも細かく分けた目標を共有することが効果的です。

 

とにかく「レベル分け」する癖をつける

「レベル分け」は仕事やプライベートなど、どんな場面でも活用することが出来ます。

 

まずはどんどん「レベル分け」をしていき、習慣化しましょう。

 

「やってみたい」と思った事をレベル分けすることで、気付けば実現してしまっている事はよくあります。

 

言葉には「言霊」が宿っているとよく言われていますが、レベル分けすることでより一層「言霊」を乗せているのかもしれません。

 

また、「どうしても達成が難しい」という判断もレベル分けすることで見えやすくなります。

 

限られた時間の中で、どう達成していくかという判断がしやすくなりますので、「レベル分け」を是非試してみてください。

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