働き方

自分のやりたい事がみつからない?就活とは「誰かの夢に入る事」

就活や転職活動など、仕事探しをする中で

 

自分のやりたい事が分からない…

 

と悩まれる方は多いのではないでしょうか。

 

実際に私も新卒での就職活動と転職を経験した中で、「やりたい事」について実際に悩んだ経験もあります。

 

また、採用関係の業務に携わった際に、学生から同じような相談を数多くされてきました。

 

結局はいつの時代も「自分がやりたい事」について悩んでいるのです。

 

今回は私の経験や体験などから実際に学生にアドバイスしている事について紹介していきます。

 

ちなみに、就活において大切な「譲れない条件」という視点の記事も書いています。

 

関連記事 : 就活において大切な「譲れない条件」を持とう

 

何か少しでもヒントになる部分があれば幸いです。

 

衝撃だった学生からの質問

先ほども話しましたが私は採用活動にも携わっており、多くの企業が出展する「合同企業説明会」というイベントにも参加をしています。

 

学生と話していると、私自身が沢山の学びを得られていつも勉強になっています。

就活に大切な「譲れない条件」とは

 

その中で何人かの学生と話していたのですが、学生からこんな質問を受けました。

 

「仕事は嫌ですか?」

 

私はこの質問を受けた時に、正直想定外の質問であったため回答するまで少し間が空きました。

 

この学生に


「どうしてその質問をされたのですか?」


と聞いたところ

 

「先輩達が仕事は嫌だといっていたから」

 

との返答が返ってきました。

 

皆さんはこの学生の質問に対して、どう思われましたか?

 

私は学生の質問と先輩の意見についてもとても良く分かります。

 

めの頃から、「仕事楽しい」って思える余裕は無いんですよね、

忙しく仕事をしている男性会社員のイラスト

責任があったり、覚える事が多かったりで、学生時代とは大きく変わってしまいます。

 

私自身も20代の頃に大学の友人や地元の友人が集まった時に、自分の今の仕事状況を話す事がよくありました。

 

その中で盛り上がる話題というのは「自分の仕事がいかに大変か」という不幸自慢のような事でした(笑)

 

若干「ブラック企業」と呼ばれるような話になればなるほど、飲みの場は盛り上がっていたような気がします。

 

しかし30代半ばを過ぎると、「仕事でどんなことに取り組んでいるのか」という話題が多くなってきたかのように思います。

 

経験を重ねる事によって社会人としての知識が増え、自分が「何に挑戦しているのか」という話が盛り上がっているような気がします。

音楽を聴きながら仕事をする人のイラスト(男性)

なので、「仕事が嫌ですか?」という質問に対して帰ってくる答えは年代によって大きく違うかと思います。

 

きっと私も若い頃にその質問をされていたら、「嫌ですよー」と答えていたかもしれません。

 

仕事に対する価値観とは、年代によって大きく変わってくるのです。

 

「仕事に夢中になる」とはどんな事?

就活でよく話の出る「自分の夢」ということについて考えてみたいと思います。

 

多くの学生の方が、「自分の夢」と「仕事」を掛け合わせようと考えた事があるのではないでしょうか。

 

ただ、なかなか自分の夢が仕事になるというのはとても少ないのが現状です。

 

では、ちょっと視点を変えて「夢中になる」という観点で考えてみたいと思います。

 

最近聞いた言葉で

 

「どんな努力も夢中になってる人には勝てない」

 

という話があります。

 

努力はもちろん大切ですが、夢中になってやっている人にとってはひたすらその事を追い求める熱量が凄いため、「夢中ほど最強なものはない」ということです。

 

では「夢中になる」ということはどんな事なのかというと、私は2つあると思っていて

◇自分の求めている夢の中に入る

◇誰かの夢の中に入る

の2種類があると思います。

①自分の求めている夢の中に入る

まず一つは、自分の求めている夢の中に入るということについて考えてみましょう。

 

具体的な例でいうと、私はイチロー選手がそういった例に当てはまるのではないかと思います。

 

イチロー選手は数々の偉大な功績を残してきましたが、イチロー選手自身はおそらく「夢中になってやっていただけ」なのではないかなと思います。

日々ストイックな努力の繰り返しをしているという事は皆さんもご存じの方も多いかと思いますが、イチロー選手の引退インタビューなどを聞いていた時に


イチロー選手は本当に野球が好きで夢中になっていたのではないか


ということを私はとても感じました。

 

自分の夢の中に入ってひたすら目標に向けて続けていくことは、まさに「夢中」です。

 

このスイッチが入るとひたすら努力を重ねていけるので、成長がとても速いです。

 

これを仕事で例えるならば

 

「夢だったカフェを開く」

「憧れの警察官になる」

 

というような事例になるのではないでしょうか。

 

その後実際の仕事を体験して価値観のズレが出ることもあるかもしれませんが、

 

自分の夢の中に入っている分、成長はかなり早いと思います。

 

自分の夢を叶えられるなんて、とても素敵な事ですね。

 

②誰かの夢に入る

自分の夢を叶えられたという人は、ほんの一握りです。

 

ではそれ以外の人はどうすれば良いのでしょうか。

 

考え方としては、

 

誰かの夢の中に入る

 

ということです。

 

他の人の夢に対して協力する(入っていく)事で、「夢の中に入る」状態になります。

 

実際に多くの社会人は「誰かの夢の中に入る」という状態になっています。

 

では具体的に解説していきます。

 

就職は誰かの夢の中に入る事

この点が非常に重要で、就職活動はその会社の創業者などが抱いていた「夢」を形にした物という考えができます。

 

企業というのは自然発生するものではなく、

◇世の中にこんなサービスを提供したい

◇こうした物を造って、誰かの役に立ちたい

など、夢を持った人が行動して企業を作り、そこに共感した人が集まってきたという見方もできます。

 

合同説明会で色々な企業が出展していますが、それは誰かの夢が形が形となって作られたものとなります。

 

そう考えると、就職活動というのは「誰かが作った夢の中に自分の価値観を照らし合わせ、それに合うところを探していく」という考えもできるかと思います。

 

企業探しというのは「自分の夢」を探すのではなく、「誰の夢に入るか」を探す事なのかもしれません。

仕事探しのイラスト

「こうした物を造りたい」といった「自分の夢」が明確にあるのであれば、

 

自分で起業をしていく

 

という選択肢もあるのかと思います。

 

また、いずれそうした「起業」をするために知識や経験を身に付けられる企業を探すという考えもあるかと思います。

 

「自分はこの企業で働きたい」という夢があるのであればそれは立派な「自分の夢」であって、誰かの夢に入っていながらも「自分の夢」も叶えているという素敵な事です。

 

「自分の夢」がわからないという事もよくある事です

 

もし自分の夢が分からなくても、「この人の夢に入っていきたい」と思える企業を探していけば、何か自分のやりたい事が見つかってくるかもしれませんね。

 

就活は「探す」ではなく「マッチング」

就活において大切な「価値観」の一つとして、「この人の夢についてきたい」と思えるかどうかという事は大きいのではないかと思います。

 

社会に出れば辛い事や大変な事は数多くあります。

 

私は辛い事や苦労の経験がない社会人にまだ会った事がありません。

 

どんな成功者も失敗や苦労を重ねながら成長しているのです。

 

就活は「選ぶ」というイメージがありますが、私は「マッチング」というところが非常に重要なポイントになるのではと思っています。

 

もちろん、選考の段階になれば企業側から「選ばれるか」という事になりますが、企業探しの段階では自分とマッチするかという点を見る事は重要です。

 

「誰かに勧められたから」とか「有名な企業だから」といった事ではなく、「この夢についていきたい」という思いが大切です。

 

そうすると辛い時や苦労したときでもどこか頑張れる気持ちが出てくるのかと私は思います。

やる気のある会社員のイラスト(男性)

 

皆さんは現在、誰かの夢に入ってますか?

 

それとも自分の夢を形にしていますか?

 

今回はそんなテーマで考えてみました。

 

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