皆さんメモはよく取る方ですか?
学生や社会人など、メモを取るという行為は多くの人が求められるスキルです。
という方も多いのではないでしょうか。
今回は「メモを取る」ことで得られるメリットと、具体的なメモの取り方について解説していきます。
最近ではショールームの前田裕二さんの「メモの魔力」という本がとても話題になっております。
私も読みましたが、とても素晴らしい本でした!!
もしよろしければ皆さんも是非一度読んでみて下さい。
私が実際に新卒社員や若手社員を見ていると、あまりメモを取らないなぁと感じます。
メモは本当にメリットの多い効果なので、メモを取る必要性を是非考えてみましょう。
目次
なぜメモを取る習慣が身に付かないのか
私は人事関係の業務もしているため、採用合同説明会といったイベントによく参加をします。
ホテルなどの大きな会場で沢山の企業がブースを設けて、学生に向けて会社説明を行うという場になります。
そこに来る学生がメモを取るかと言うと、
半分ぐらいの学生が積極的にメモを取って話を聞いているという印象です。
そこから4割の学生はメモ帳や手帳は手に持ってるけれどもメモは取らず、話を一生懸命聞いています。
そして残りの1割はメモを出さずに話を聞いているという感じになります。
割と一生懸命メモを取る学生が多いなぁという印象です。
しかし、入社後の新入社員で考えると、1~2か月経つとメモを取る新入社員が一気に減ってくるという経験はありませんか?
あの学生の頃持っていたメモ帳はどこへ行ってしまったのでしょうか?(笑)
私の印象では社会に出て慣れてくるとメモを取らなくなるという気がします。
なぜメモを取らなくなってしまうのか
ではなぜメモを取らなくなるのかということについて考えてみました。
理由としては
ポイント
◇話を聞くのに真剣で、メモまで気が回らない
◇上司や先輩が話している時に目線を下げてメモを取るのは失礼だと思っている
◇そもそもメモを取るのが面倒くさいと思っている
という事があるのではないでしょうか。
その中でも、
とどこかで感じてしまい、話を聞くことに専念してしまってる人は多いかと思います。
メモを取らないからと言って不真面目だと捉えるのではなく、メモを取っても良いという事を伝える事も必要かもしれません。
メモを取る事によって生まれるメリット
では次にメモをとるということはどのような効果があるのかを考えてみたいと思います。
今回紹介するメリットは
ポイント
◇メモは脳の外付けハードディスク
◇メモは相手への贈り物
という2点を紹介します。
では具体的に解説していきます。
メリット1 メモは脳の外付けハードディスク
まずメモというものは記録メモリーという意味合いで考えている人がほとんどだと思います。
メモを取ることによって頭で記憶しなくて記録でしっかり残しておけるということから、「脳の外付けハードディスク」などともいわれています。
人間は時間が経つと忘れてしまうという忘却曲線というものがあります。
20分後には覚えた内容の約半分は忘れているとの事…
一か月後には8割を忘れており、ほとんど記憶から消えてしまっているといってもいいでしょう。
しっかり頭に叩き込んだと思っても、そのうちすぐに忘れてしまうという認識をまずは持つことが大切です。
皆さんスマートフォンはお持ちでしょうか?
そのスマートフォンの容量がいっぱいになってしまった時、皆さんはどうされますか?
SD カード等の記録媒体を追加できる場合はそういった形で記録容量を増やしたり、クラウドにデータを移動したりするのではないでしょうか。
人間の脳も個人差はありますが記憶できる容量はある程度決まっているため、スマホと同じように考えられます。
ただスマホと違うのは、人間の脳は忘れていくということです。
もし皆さんのスマホが「時間がたつと中のデータが少しずつ消えていく」としたら、皆さんはスマホに入っているデータをどうしますか?
とても怖くてスマホの中には入れておけないですね…
ではそれが脳の中で同じような事が起きているとしたら?
ちょっと怖くて 不安になりますね。
なのでメモをすることによって自分の記憶のデータが消えることを防ぐ事ができます。
また違った考え方をすると、覚えておく必要がないので脳のメモリを他の事に使う事ができるということもあります。
メリット2 メモは相手への贈り物
では次にメモのもう一つのメリットについて考えてみたいと思います。
もう一つの効果として「贈り物(ギフト)」という考え方があります。
こちらは前田裕二さんの「メモの魔力」で紹介されていてとても感銘を受けたのですが、
メモを取ることによって話している相手がとても嬉しく思う
という効果があります。
「あなたの話を真剣に聞いていますよ」ということを表現していることにもなるので、話してる相手もとても気持ちがいいものです。
私も学生が一生懸命メモをしながら聞いてくれている時は本当に嬉しく思い、いつもより言葉がスラスラと出てきます。
おそらく若い人は自分が話している時に相手にメモを取ってもらったという経験があまり無いため、
「メモを取るということが 失礼になってしまうのではないか…」
と考えてしまう事もあるのではないでしょうか。
ちなみに私はメモの魔力を読んでから、飲み会でもメモを持っていくようになりました。
ちょっと変わった人ですね(笑)
飲み会の会話の中で、面白いなと思ったことが出てきたらメモ帳を出してメモしています。
(「メモしてもいいですか?」と聞いてからメモすることが多いです)
メモを取ると飲み会で一緒に話をしていてくれた方が大変驚かれるのですが、好感を持っていただけることが多いです。
そういった実体験からメモの「ギフト」という効果は非常に高いと感じています。
プライベートでも是非積極的にメモを活用してみて下さい。
メモの取り方について
どのようにメモをとると良いのかという事ですが、これについては人それぞれで好みの取り方があるかと思います。
逆にいうと、相手が言われたことをひたすらノートに書いているだけではもったいないです。
「メモの魔力」の本のなかで前田さんのメモの取り方が書かれているのですが、こうしたメモの仕方もあるのかと大変驚きました。
「メモの取り方」というのは様々な人が提案をしてるので、いくつか調べてみて自分に合ったやり方を見つけると良いと思います。
私はフリクションの多色ボールペンを使って、カラフルに記入をしています。
ポイント
・黒 → 通常の記録
・緑 → 見出しやテーマなど
・赤 → 重要ポイント
・青 → 自分が感じた事やひらめいたアイディアなど
というように色分けして、後で見返した時に分かりやすいようにしています。
ちなみに飲み会の時は青で単語を殴り書きしています。
これは、真剣にメモを取ってしまい楽しいお酒の場がしらけてしまうのを避けるため、最低限のメモにしています。
(それでも次の日に見返すと全然忘れていた記憶がよみがえってきます)
その場の状況や、何を記録させておきたいのかを考えて自分でアレンジしてみるのもいいですね。
メモを取る事のメリットまとめ
今回は若い方があまり取らない「メモ」について考えてみました。
メリットのおさらいをすると
情報を記録しておく「メモリー」効果
相手の気分を良くする「ギフト」効果
があるので、自分にも相手にもとてもメリットのある行為になります。
私も若い頃はほとんどメモを取らなかったのですが、今思うともったいない事をしていたなぁと感じます。
皆さん、是非自分に合ったメモの取り方を見つけて活用してみて下さい。
-
【成長する!】前田裕二さんのオンラインサロン「メモ魔塾」が面白い
続きを見る
|