働き方

書籍「10年後の仕事図鑑」はこれから先の未来でどう生きるかを考えさせられる一冊

今回は落合陽一さん、堀江貴文さんによる「10年後の仕事図鑑」について解説します

2018年4月に発行されたこちらの本は、AIやインターネットがこれからの時代にどう影響するのかといった点や、激動の時代をどう生きていけば良いのかを考えさせられる一冊となっております

同じ時期に読んだ落合陽一さんの「日本再興戦略」についても、内容を少しご紹介したいと思います

これからどんな仕事を探そうか迷っている学生や、長いキャリアの中でどのようにスキルを身に付けていこうか考えている社会人の皆さんにオススメの本となっておりますので、その中から私が印象に残っている部分を紹介していきます

10年後の仕事はどうなっているの?

皆さんは10年後に、世界ではどんな仕事が存在していると思いますか?

この本でも書かれている事ですが、10年後はどうなっているのかなんて、誰も当てる事はできません

実際に10年前に、これだけ多くの人がスマホを持って生活するようになるとほとんどの人が予想していなかったはずです

インターネットやテクノロジーの発達により、新しいサービスが生み出されていき想像していなかった便利な世界へと発展していきました

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きっと10年後も、誰も想像していなかった便利なサービスが登場して、より便利な世界が出てくる可能性が高いです

そういった事から、「10年後の仕事はどうなっているのか?」という事を正確に当てる事は難しいですが、今注目されているAIといった技術が広がる事により、自然とAIに置き換えられていく仕事や、AIによってより便利に活用される可能性のある仕事などがこの本では紹介されています

ちなみに堀江さんは

「なくなる仕事リストなんて、血液型占いくらいの精度しかない」

と言っていましたが、本当にその通りだと思います

ただ、どういった仕事が置き換えられていくかを知る事で、これから自分がどのようなスキルを身に付けていけば良いかのヒントになる部分も沢山ありましたので、これからの働き方を考える上でとても参考になりました

AIで本当に仕事がなくなるの?

皆さんはAIによって仕事が無くなると思いますか?

堀江さんはこの本で
「AIに手が生えた時、人間の単純労働は激減する」
と話しています

私自身も今の社会においては「単純作業」を昔からずっと繰り返しているという理由だけで人間が一生懸命やっているという状況は多いと思います

現在のAIは「人間の目と耳を代替する機能を持っている」に過ぎないのですが、AIが手を持つようになるとほとんどの作業を機械が代替する時代が到来すると言われています

これから労働者人口が減っていく中で、人間が「面倒くさい」と思っていた単純作業は、AIや機械にやらせる時代はすぐそこまで来ていると思います

「ウチは大企業じゃないから…」
という理由は、そのうち大企業に仕事を奪われてしまう原因となってしまうと私は思います

AIや機械を導入する企業が増えてくると、自然と導入コストも下がってきて中小企業でも取り入れる事が可能となるタイミングはどこかで来ると思います

その時に
「まだ人間がやってるんですか?」
と周りに言われてしまう場面も出てくるかもしれません

会社の経理の人が「そろばん」を使わずにパソコンで会計処理をしているように、時代の変化とともにAIや機械化の時代は来るとこの本を読んでいて感じました

くら寿司の半機械化について

皆さんは「くら寿司」に行った事がありますか?

くら寿司では食べた後のお皿を投入口に入れて、5枚入れるごとに画面で抽選のゲームが始まって、当たるとガチャが出てきます

私はこのシステムを見た時にとても衝撃を受けました

それまで「食べた後のお皿を積み上げる」という事が当たり前だった回転ずし業界ですが、このシステムにより

  • 皿をお客さんが片付ける
  • お皿が机の上に無いからスッキリ
  • 抽選ゲームで子供が喜ぶ
  • ゲームをしたいために、5皿という区切りの良い数まで食べる
  • 皿は機械が数えているので、人間が数えなくても良い

などといった効果が出ています

ちょっとした工夫で、人間がやっていた仕事がお客さんにストレスなく機械にやらせる事を実現したのです。

さらにこの本では、厨房内での機械と人間の分業についても紹介しており

  • シャリを握るところまでは機械がやり、その後は人間が担う

という事を紹介しています

こうした機械と人間が分業をしていくという働き方は、10年後には増えているのではと感じました

「ワークアズライフ」の時代

落合陽一さんの「日本再興戦略」にも書かれていましたが、今はやりのワークの時間とライフの時間を区切るという「ワークライフバランス」の時代から、これからはワークとライフが無差別になり、全ての時間がワークかつライフとなる「ワークアズライフ」の時代になっていくと紹介されています

皆さんも

好きな事なら何時間でもしていられる

という事はありませんか?

好きな事なら熱中して何時間でも出来てしまうものです

この本では、

近年うつ病の人などが増えているのは、ワークライフバランスが声高に叫ばれる中、いまだに社会がタイムマネジメントを中心に回っていて、ストレスマネジメントが全然できていない

引用元 ; 落合陽一「日本再興戦略より」

といった事が書かれています

これからの時代においてはストレスをいかにためないかというストレスマネジメントが重要になってきます

自らのストレスをマネジメントできるかどうかが、クリエイティビティと生産性を決定づけると言われているので、これからワークとライフをどのように考えていくかが重要ですね

まとめ

今回は堀江貴文さんと落合陽一さんによる「10年後の仕事図鑑」を読んで感じた事を紹介しました

堀江さんと落合さんは「頭が良い」というイメージを持たれている方も多いかと思いますが、お二人は書籍においては読者が分かりやすいように言葉を選び、また具体的な話をしてくれるためとても読みやすく、私は何冊か読んでいます

今回の本もとても分かりやすく、また楽しい内容となっていました

皆さんも10年後の将来に向けて、色々と参考にしてみてはいかがでしょうか

 

 

 


 

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