前回の「新卒社員に伝えたい」シリーズの第二弾は、理想の姿へ近づくための「ミラーリング手法」について紹介したいと思います
前回ブログ:新卒社員に伝えたい「社会に出て意識したい7つの習慣」
新卒社員に限らず、社会人としてのスキルアップや成長をしたいと思っている人は沢山いると思います
また、それとは逆に
「入社した時はあんなに元気いっぱいだったのに、なんだか最近元気がなくなってしまったなぁ…」
という人も多くいるのが現状です
なぜそういった事が発生していくのか、また自分自身が成長するにはどうすればいいかについて今回は解説します
目次
ミラーリング効果について
皆さんは「ミラーリング効果」というのはご存じでしょうか?
「ミラーリング効果(ミラー効果)」とは、心理学で使われる言葉で「同調効果」や「姿勢反響」とも言われています
好意を持つ相手のしぐさや動作を自分が無意識に真似てしまったり、または 自分と同じような仕草や表情を行う相手に好感を抱く効果をミラーリング効果(ミラー効果)と言います
なんとなく「好かれている人」というのは、ミラーリング効果を使っているのかもしれませんね
今回解説するのは相手に好感を持ってもらう「ミラーリング効果」ではなく、相手の良いところを自分の物にしてしまおうという「ミラーリング手法」について解説していきます
凄いと思った人はどんどん真似よう
皆さんは尊敬する人や憧れている人はいますか?
そういった尊敬する人に近づく手法としてとても効果的なのが
その人の行動を真似る
という事です
色々な参考書などを読んで勉強する事も大切ですが、身近な人の行動を鏡のように真似るという事が一番効果があります
皆さんは「良いチームには新しいメンバーが入ってきても人が育つ」といった経験はありませんか?
良いコーチがいるといった要因も考えられますが、一番は「新人が先輩を真似る」という事が無意識のうちに起こっていて、いい人材がどんどん増えていくという現象が起こっていると考えられます
新卒社員は先輩に影響される
私の経験では、新卒社員は先輩社員からとても影響を受けると思います
それまで同年代が中心の生活をしてきた中で、社会に出て「先輩」という存在はとても影響力があります
意識はしていなくても、自然と「先輩」の行動やしぐさ、考え方などが自分自身に大きな影響を与えている事が多いです
なので、配属された部所がポジティブな人が多いか、ネガティブな人が多いかで、新しく入った人が性格が変わってしまうということは良くある事です
私自身もそうでしたが、他をしらない新卒社員は「先輩」が全てだと思い込み、良い面も悪い面もスポンジが水を吸い込むように吸収していき、疑う事もありません
特に、色々と話しかけたり教えてくれる先輩は絶大な信頼を置いていきます
(面倒見が良いという事はとても素晴らしい事ですが)
社会というのは会社の雰囲気よりも「先輩」という影響力が大きいのです
社会には「ネガティブ思考」の人が多い
会社員をしている人は、割合として「ネガティブ思考」の人の方が多いように感じます
会社に入社し組織の中で過ごしていく事で、新卒時代のキラキラした熱意も薄くなっていって、前向きにチャレンジしている人は非常に少ないです
「会社が悪い」「上司が悪い」という事を言っている人はとても多く、自分自身ではなく「他者」に対象が向いているのです
そういった人は「夢」や「希望」などをおもう事はなく、毎日同じ事を繰り返すことが当たり前だという意識から、
「お前もそうだろ?」
といった形でネガティブな思考に引き込んでこようとする傾向があります
他者批判をしていたら気を付けましょう
そのネガティブな思考に同調することはとても簡単で安心感がありますが、一度そっちの世界に入ってしまうと中々抜け出せなくなってしまいます
ネガティブな人は長期的に見ても付き合うメリットが少ないので、ある程度の距離感を持って上手く付き合っていきましょう
(気を付けないと搾取されてしまう事もあります)
前向きな人の近くで過ごそう
職場や身近な人に、「前向きな人」や「チャレンジしている人」がいたらとてもラッキーです
その人の側で一緒に過ごしていればいいんです
そうしていると自分自身も前向きにチャレンジする気持ちがいつの間にか出てきます
前向きな人の周りには、自然と前向きな人が集まってきます
そんな前向きな人たちのグループに居れば、逆にネガティブになる方が難しいものです
もし周りに「前向きな人」や「チャレンジしている人」がいなかったとしても、今ではインターネットで離れた場所の人とも繋がる事ができるので、SNSでそういった人たちと積極的に繋がっていくことをオススメします
ネガティブな発言をする人をミュートしたりしていけば、それほど難しくなく「ポジティブなタイムライン」が実現できるかと思います
また、「本」を読むという事もオススメです
周りに「チャレンジしている人」がいなくても、書店へいけば前向きでチャレンジしている人の本が沢山並んでいます
そういった本を沢山読む事でも非常に効果がありますので、まずは有名な人の本からでも良いので始めてみましょう
過去ブログ:書籍「GACKTの勝ち方」紹介記事
ポジティブが周りに増えれば、自然と自分にもポジティブが移っていきます
まとめ
今回は「前向き」な気持ちになったり「チャレンジする姿勢」を自分に取り込んでいくためには、そういった人たちを真似ていく「ミラーリング手法」についてお伝えしました
人間は生まれて成長する過程において、親や周りの人たちを真似て育ってきました
人を真似るという「ミラーリング」は、私たちが本来備わっている本能的な部分を活用しているので、とても自分の中に落とし込みやすい手法です
自分の成長を目指す際には、憧れる存在を設定して真似をしていきましょう
今回の内容について編集者という立場から解説している書籍で、幻冬舎の箕輪さんの「死ぬこと以外かすり傷」という本がとても面白かったので、そちらもオススメです