「企業主導型保育所」というものを知っていますか?
ひとことで表すと「会社がつくる保育園」といわれているもので、平成28年に始まった保育所の柔軟な設置・運営を助成する制度を活用した保育所になります。
そんな企業主導型保育所ですが、長野県には「みらいく」という保育園があります
みらいくHP : https://chiikihoiku.net/
こちらの代表理事の山岸さんと一度お話をさせていただいたことがあるのですが、
とても面白い発想と画期的なアイディアを求めて日々チャレンジする姿勢にとても驚きました
今回はそんな地域主導型保育園「みらいく」について紹介します!!
ちなみに私の地域には「みらいく」がありませんので、子供を預ける事ができません(残念!!)
待機児童問題など地域によっては保育園に悩まれている方も沢山いらっしゃるかと思いますので、もし自分の地域に「みらいく」がありましたら検討してみてはいかがでしょうか。
目次
「みらいく」のこだわりとは
【子育てしやすい未来をつくる】をビジョンとした「みらいく」には、いくつかのこだわりがあります
お父さんやお母さんがイキイキと働き、楽しく子育てができるように、
安心して子供を預けられる保育園
を目指して次のような取り組みをしています。
◆安全な食材を使ったおいしい給食
◆木をふんだんに使った快適な保育室
◆病児・病後児の保育も可能
◆保育料は1日300円
親が仕事に集中できるように「安心」にこだわり、地域全体で子育ての提供を目指して取り組みをされています。
安全な食材を使ったおいしい給食
こども達に喜んで食べてもらえるような園独自の給食の提供の中には、
「食材は生産者の顔が見える野菜を使うなど、できるだけ地産地消で安全な食材を使用する」
というこだわりがあります
みらいくHPより引用
旬を大切にした無農薬、有機栽培の食材を積極的に使っていくだけでなく、地元農家の食材を使用する事によって地域経済にも貢献されています
(これ凄く大事だと思います)
こどもの食材の安心の他にも、地域農家さんへも還元ができる仕組みは凄く良いですね
木をふんだんに使った快適な保育室
みらいくでは快適に過ごせる空間づくりとして「木」にこだわった保育室を作っています。
みらいくHPより引用
みらいくに限らず多くの保育園では「木」を意識して造られている所が多いですが、やっぱり木は安心しますね。
「木」を使う事は見た目だけでなく
◆樹木が発する芳香成分による森林浴効果
◆夏は湿気を吸ってさらっと涼しい
◆冬は湿度を高めて暖かく過ごせる
という効果も期待できます。
一日過ごす保育園の室内へのこだわりを感じます
病児・病後児の保育も可能
みらいくでは体調不良の子供を別の部屋で預かり、看護師が保育する「病児・病後児」の保育も可能です。
我が家もそうだったのですが、保育園に預けたばかりの頃は
といった事が頻繁に起こります。
ウチの地域の保育園には「病児・病後児」の保育が無かったので、両親に頼んだり、自分や妻が仕事を休んだりと本当に大変でした。
「みらいく小布施」「みらいく高田」「みらいく早苗町」で対応しており、在籍している小布施町の保育園・認定こども園で子供が体調不良となった時は、看護師が保護者に代わって保育園等にお迎えに行き、必要に応じて嘱託医やかかりつけ医への受信代行もしているようです。
(事前登録必要)
これは本当に羨ましいサービスです!!
(私の地域でもあったら良いなぁと心から思います)
子供は急に具合が悪くなるので、こうしたサポートがあるのは安心ですね。
保育料は1日300円
企業主導型保育事業では、認可保育園のように
「保育料は収入に応じた額」
ではなく、各施設で保育料を定める事が出来るようです。
みらいくでは家計面でも安心して子供をあずけられるように、給食費込みで保育料を1日300円に設定しています。
(学用品等の実費は別途)
料金も明確になっているので、検討しやすいのではないでしょうか。
みらいくの園舎
みらいくには小布施町、長野市、中野市に下記の園舎があります。
「企業主導型保育園」と「地域型(認可)の保育園」と種類が分かれています
企業主導型の保育園は
◆みらいく小布施
◆みらいく小布施第2
◆みらいく高田
◆みらいく早苗町
◆夜の保育園みらいく
の5つの園になります
地域型(認可)の保育園は
ポイント
◆みらいく保育園
◆中野みらいく保育園
の2つになります。
中野みらいく保育園は令和2年4月1日に開園したばかりの新しい保育園になります。
私の住んでいる地域にみらいくが無いのが本当に残念…
みらいくFacebookページでは活動内容が分かる
みらいくではFacebookページを開設していて、普段の園の様子や季節ごとの行事なども紹介しています
フェイスブックでの投稿を見ていると、地域に密着した取り組みがとても伝わってきます。
そして「子供達がどうすれば興味を持つか」という点を非常に考えた取り組みをしていたり、郷土料理を一緒に作ることでその地域の文化を学ぶ取り組みなど、色々な工夫をしている事が分かります。
「みらいく」の魅力とは
以前理事長の山岸さんと話をさせてもらった時に、
「お子さんを預かった時と同じ状態でお返しするのが大切」
という事を話していられました。
保育や子育てに関しては色々な意見がある中で、みらいくは「安心・安全」を一番に考えている事が伝わる話だったと思います。
(私もとても共感しました)
そして山岸さんは
「地元をまず元気に」
という思いでみらいくをスタートされたようです。
その証として、「地産地消を目指した地元食材の活用」や「病児・病後児保育への対応」という地元の人のニーズをしっかり考えた上での保育園運営なのかと感じます。
また、山岸さんは
◆ママのアイディアを事業化する「ママチャレ」
◆長野県のウリを生み出す学生プレゼン「ウリコメ信州」
◆地域での子育て情報番組「子育てポケット」
子育てポケット https://chiikihoiku.net/pocket/
◆信州の次世代の若者を支援する「長野みらい塾」
長野みらい塾 https://mirai-jyuku.net/
といった、様々な活動にも参加されています。
地域の子育てを大切にする「みらいく」
これからの発展に注目です!!